林檎色のポケットさん

              北の国での出会い
              北の国での出会い
2006/6/24 (Sat.) 02:44:45
 
北海道に一人旅にやってきた白乾児さん。大平原で寝そべっていると、どこからともなくキタキツネが…。思わずそのつぶらな瞳と目が合ってしまった白乾児さんは、毎度のように顔をポッと赤らめるのでした(笑)。どういうわけか、彼には小動物を惹き付ける魅力があるみたいで…。 
 
私のイメージでは、白乾児という人物は、いつも何かに怯えているような、自分に対して自信が持てない孤独な青年といった感じです。「魔術師」と呼ばれるような数々のトリックも、言わば彼の「虚勢」で、反面、自分が弱い人間であることを表しているような気がします。
そういう事は他人からは見透かされていて、ですから、不二子から「こっちへいらっしゃい、坊や…」とか、ちょっと上から目線で言われてみたり…。それで、私もそんな白乾児を一人にしておけなくて、彼の傍には女性よりも、本能で行動する、彼の孤独な心を見透かしている動物たちの方が似合うような気がして、私の中ではこんなキャラクターになってしまいました。
まぁ、白乾児からすれば、よけいなお世話かもしれませんが(苦笑)。
 
ベルさんは北海道在住の方で、御自身のサイトの日記にて、時々その土地の風景や風習、食べ物等を紹介されています。それで当時、何とも可愛らしいキタキツネの写真を日記の方でアップされていて、それを観た私は「キタキツネを描きたい!」という衝動にかられ、このような絵を描くに至りました。
 
(2007.1.4. コメント一部追記)
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