夏の終わり…大人の恋を知った、ア・タ・チ…
2007/8/26 (Sun.) 05:03:46
チビフジの日記
「一週間くらい前からこの町に、見知らぬお兄ちゃんの姿を見かけるようになりました。 何をしてる人かはよくわからないけど、近所のおばちゃんは、パチンコ屋ですんごい一杯ドル箱を積んでいるのを見た、って言ってました。もしかしてパチプロ？ でもそんな事なんてどうでもいいの…アタチはお兄ちゃんが走っている時の野性的な目、草にねっころがってる時の優しい目が忘れられないの… アタチ、あのお兄ちゃんの事が好きになっちゃったみたい…アタチもとうとう大人の恋に目覚めてしまったのね。
アタチ決めた！ 明日お兄ちゃんに愛の告白をするわ！」
丈「どうしたんだいおチビちゃん、そんなにモジモジして…オシッコでも我慢してんのかい？」
チビフジ「まっ、レディーに対してチツレイねっ！」
丈「あっはっはっ、そりゃ悪かったなおチビちゃん ところで俺に何か用かい？」
チビフジ「あの…これお兄ちゃんにあげる！」
丈「四つ葉のクローバーじゃねぇか、こんな珍しいモン、探すのに苦労したんじゃねぇのかい？」
チビフジ「そりゃ苦労したわ…でも、それ持ってるとチアワセになれるって言うし…アタチ、お兄ちゃんの事好きだから！」
丈「…俺の事、好き…！？」
チビフジ「お兄ちゃん、愛ちてますっ！ アタチと付き合ってくださいっ！」
丈「…へへっ…おチビちゃん、とっても嬉しいんだけどよぉ、あいにく俺はボインちゃんが好きなんだ… おチビちゃんの胸がよぉ、いつかおもちみたいにプーッと膨らんだ時にまた会いに来てくれるかな そん時は喜んで、その四つ葉のクローバー受け取るよ」
チビフジ「…しくしく…しくしく…３６… ほんと、ほんとなの？お兄ちゃん 」
丈「あぁ、ほんとだよ、おチビちゃん…それより後ろにいるチャンバラの男の子、おチビちゃんのボーイフレンドじゃねぇのかい？」
チビフジ「あんなの全然関係ないわ！ 第一年下の男って、一緒に遊んでてもガキで幼稚で、全然つまんないんだもの！」
この日を境に、チビフジは将来巨乳になる事を固く心に誓ったのでありました。その後の彼女の努力の成果は、皆さん御存知の通りです。一方、丈の方はそれから一週間くらいしてから、その町では姿を見かけなくなってしまいました。また、チビフジが丈に愛の告白をした日、その町ではチビゴエが行方不明になるという騒動がありましたが、夜になって原っぱの土管の中で眠っているところを、近所の好色家で知られている、ご隠居の百地じいさんに発見され、無事に家まで連れて帰ってきてもらいました。チビゴエの目は泣き腫らしたように、真っ赤になっていたという事です…。
コルトさん、お誕生日おめでとうございます！。毎年私の誕生日にはお祝いの言葉を仰って頂いて、大変嬉しく思います。ですから今回はそのお礼として、コルトさんにお誕生日のお祝い絵をプレゼントさせて頂きました。
誕生日のお祝い絵という事で、ちょっと奇をてらった事がしてみたかったんですが…まぁ、コルトさんも「あしたのジョー」が大変お好きなようなので、今回のような絵を描くに至ったわけなんですが…このアイディアを思いついたのはいいのですが、正直描くのはちょっと勇気いりましたよ。なんせ、「あしたのジョー」と言えば、発砲酒さんが素晴らしすぎる数々のジョーの絵をお描きになっていますから…（苦笑）。でも手前味噌になりますが、たぶんコルトさんに喜んで頂けると思います。
「チビフジの声が白石冬美さん」というのはいいですね！。白石さんといえば、星明子やミライ・ヤシマなど、大人の女性の声も演じられておりますが、どちらかといえば怪物くん（モノクロ版！）やパタリロなど、子供の声を演じられている方が好きです。「あしたのジョー」のサチもそうですよね。それで、この絵を描いている時、「チビゴエと並んで、烈火の如く怒っているサチも描こうかな…」と思ったのですが、何だかゴチャゴチャしそうな感じがしたのでヤメました。
チビゴエの顔を青白く塗った時、一瞬私もマモ―の事が頭に思い浮かびました。まぁ、チビフジにしてもチビゴエにしても、子供なので、ほっぺはふっくらと描いているんですが、いつかいいアイディアが思いついた時は、黒髪の「おぼっちゃまマモ―」を描いてみたいと思います（笑）。私としましては、チビゴエは百地じいさんに連れて帰られる道すがら、百地じいさんから「おなごなんてものはな…」と、色々な話を聞かされ、女性に対して勘違いはなはだしい入れ知恵をつけられたという事になっています（笑）。
丈の「ボインちゃん」発言には、ちょっと驚かれたみたいですね（笑）。「ボイン」自体が、もう完全に死語なんですが（苦笑）、わざと今風に「巨乳の女の子が好きなんだ」と丈に言わせても、その方が何か不自然な感じがしますもんね（笑）。チビゴエが原っぱの土管の中で眠っていたり、この絵は現代ではなく、７０年代初めの風景として描かせて頂きました。
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